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435. 部活動手当の引上げ=義家タスクフォース [8.トピック]

7月29日、文部科学省に設置されている「次世代の学校指導体制強化のためのタスクフォース」(座長は義家文部科学副大臣)が、今後の教職員定数等の在り方についての検討結果の最終まとめを行い、公表した。
 先日の毎日新聞などの報道は、この動きを捉えて行われたものだろう。
 該当部分を抜粋する。

(1)部活動手当
○ 具体的な改善方策のうち,部活動指導に従事した教員に支払われる手当の在り方については、本タスクフォースにおいて検討することとされている。
○ 公立学校教員の給与体系については、これまでも、真に頑張っている教員を支援することにより、教員の士気を高め、教育活動の活性化を図る観点から見直しを行っている。具体的には、教員の部活動手当については、平成26年10月から、4時間程度従事した場合に、日額3,000円としたところである。
○ 一方、部活動指導に対する教員の負担の実態等を踏まえると、休養日の設定等、同報告に掲げる部活動運営の適正化に向けた取組を進めつつ、部活動手当を引き上げることが必要である。

 この最終報告書の内容を読む限り、3,000円を3,600円にするというような記述はない。元々、文部科学省は、「メリハリある教員給与体系の推進」を掲げて、部活動手当については、当時の2,400円を倍増し、4,800円とすることを打ち出していたのだから、当然なのかもしれないが…。

 ところで、この最終まとめをよく読むと、「休養日の設定等、同報告に掲げる部活動運営の適正化に向けた取組を進めつつ」とある。「単価の引上げが、更なる部活の過熱化を招かないように…」という気持ちもあるだろう。一方で、ひねくれ者が読むと、「手当の出る土日の練習を減らして財源を出すので、手当の単価を上げてほしい…」と言っているようにも思える。
 いずれにしても、今後の概算要求で全体像が見えてくるのだろう。


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