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463. 「過労」教員 働き方変える [8.トピック]

 1月16日の読売新聞「編集委員が迫る」のインタービューで、中教審特別部会の小川正人部会長を取り上げている。見出しは、「「過労」教員 働き方変える」。記事の終わりの方に「給特法」の見直しの方向性に言及している。

 「時間外勤務手当の代わりに支給されている手当は、国と地方を合わせて1500億円ほどだ。もし、今の時間外勤務の総時間に合わせて手当を支給したら、総額3兆円程度という試算もある。膨大な『ただ働き』の上に今の学校教育があるとも言える。」
 - 給特法見直しの方向性をどう考えるか。
 「ポイントは『自発的行為』とされている仕事の時間外勤務分をどう把握し、それをいかに抑制するかだ。その上で、時間外勤務分をお金で払うのか、休暇取得にあてるのかを検討する。まずは条文に、校長らに勤務時間管理の責任があることや、適切な時間管理をすること、時間外勤務の上限規制などを加え、改正すべきだと思う。」
 「時間外勤務については、一定の割合分は増額を含めた教職調整額や手当で対応し、それ以上の分については、働き過ぎの健康被害から守るために休暇を取得させることなども検討に値する。今後の中教審でぜひ、議論を深めたい」

 新聞記事だけで何かを述べるのは危険だが、給与に関して言えば、小川氏の話からすれば、教職調整額を時間外勤務手当に変更する選択肢はなく、時間外勤務の一定の割合分は教職調整額と特殊勤務手当の増額で対応する方向で検討する方向にあるようだ。どのような議論になっていくのか、目が離せない。

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shimanuki

初めてご連絡させて頂きました。
私、株式会社スプリックスの島 貫と申します。
突然のご連絡で大変失礼致します。

貴ブログを拝見し、学校の先生方の働き方について今後の動きに大変興味が沸きました。
健全な子供たちを育てるためにも、労働環境、生活環境を整え、先生方が心身ともに健康であることは必要不可欠だと思います。
学校の業務との兼ね合いもあると思われますが、良い方向に進むことを願うばかりです。

弊社では、学校の先生方向けに授業準備のための無料情報サイト
「フォレスタネット」を運営しております。
この度、貴ブログに投稿されている記事の数々を拝見し、
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先生方の授業準備をご支援するサイトです。
総数10万点以上の教材や実践例等の情報を掲載させて頂いております。
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しかし、全国の先生をご支援する為に
より多くの情報を揃えていきたいと思っております。
つきましては、貴ブログにございます記事について、
是非フォレスタネットへ掲載させて頂けませんでしょうか。
掲載作業の一切は全て我々の方で進めさせて頂き、管理人様のお手間はとらせません。
また、記事を掲載する際の名義は管理人様の名義のまま掲載させて頂きます。

貴ブログの記事は、学校の先生方の就業規則について、時事の話題も取り上げながら紹介されています。
多忙な学校の先生方が、就業規則について理解され、働き方について考えられる、非常に貴重な資料となると存じます。

ご不明な点も多々あるかと存じますので、何なりとご質問頂ければと存じます。
この度は突然の不躾なお願いとなり、大変申し訳ございません。
ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

ご連絡いただける際は下記のメールアドレスまでお願い致します。
r.shimanuki@sprix.jp
by shimanuki (2018-09-24 17:58) 

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