332.東京都の教育職給料表(その4) [41.東京都の教育職給料表]
次に、東京都の4級(主幹教諭)と全人連モデルの特2級(主幹教諭)の給料表水準を比較していこう。
最高到達水準で比較すれば、東京4級は、旧教育(二)特2級より8,800円(2.0%)、旧教育(三)特2級より30,100円(7.1%)高い水準であることは既に述べたが、大学卒制度年齢ごとに比較すれば、どのような姿になっているのであろうか。
<東京4級×旧教育(二)特2級>
年齢(経験) 東京 旧教育(二) 差額
28歳(6年) 1号 271,100円 1号 254,100円 17,000円(6.7%)
32歳(10年) 17号 309,800円 17号 297,200円 12,600円(4.2%)
37歳(15年) 37号 357,000円 37号 345,900円 11,100円(3.2%)
42歳(20年) 57号 398,100円 57号 386,200円 11,900円(3.0%)
47歳(25年) 77号 428,100円 77号 414,500円 13,600円(3.3%)
52歳(30年) 97号 440,600円 97号 438,300円 2,300円(0.5%)
55歳(34年) 109号 445,400円 109号 446,200円(最高)▲800円(▲0.2%)
57歳(35年)117号 448,600円 -
61歳(39年)133号 455,000円(最高) -
<東京4級×旧教育(三)特2級>
年齢(経験) 東京 旧教育(三) 差額
28歳(6年) 1号 271,100円 1号 254,100円 17,000円(6.7%)
32歳(10年) 17号 309,800円 17号 297,200円 12,600円(4.2%)
37歳(15年) 37号 357,000円 37号 345,500円 11,500円(3.3%)
42歳(20年) 57号 398,100円 57号 379,900円 18,200円(4.8%)
47歳(25年) 77号 428,100円 77号 402,900円 25,200円(6.3%)
52歳(30年) 97号 440,600円 97号 418,400円 22,200円(5.3%)
55歳(34年) 109号 445,400円 109号 424,900円(最高)20,500円(4.8%)
57歳(35年)117号 448,600円 -
61歳(39年)133号 455,000円(最高) -
主幹教諭の級別資格基準については以前紹介したとおり、旧教育(二)(三)の特2級では大学卒7年であるのに対して、東京都の4級は大学卒10年となっていた。しかし、給料表の設計上の位置が関連するはずの初号の位置については、いずれも大学卒経験年数6年となっている。
その初号同士を比較すると、東京4級の水準は、旧教育(二)(三)特2級の水準に比べて17,000円、6.7%も高い水準となっている。これは、東京3級(主任教諭)初号の水準を旧教育(二)(三)2級の同位置の号給の水準と比較した場合の差13,800円、5.9%を上回るものとなっている。
全人連モデルの最高位置である制度年齢56歳(大学卒経験年数34年)でみると、東京4級は、旧教育(二)特2級との比較では800円(0.2%)低くなっているが、旧教育(三)2級との比較では20,500円(4.8%)も高くなっている。行政(一)と比較した場合、全人連モデルの特2級の最高号給(109号給)の水準は、旧教育(二)(三)のいずれも行政(一)6級を超えており、旧教育(二)は23,600円(7級を10,000円下回る。)、旧教育(三)は2,300円上回っているのに対して、制度上の同位置にある東京4級の109号給は同じく行政(一)6級を超える水準で、22,800円(7級を10,800円下回る。)上回っている。つまり、東京4級は、小中学校の主幹教諭に適用される給料表の最高到達水準を高等学校並の水準に引き上げたということができる。
更に、職務の級ごとの給料表全体(大学卒ベース。全人連モデルよりも延長している部分を除く。)の制度上の較差を見ると、東京2(教諭)は旧教育(二)2級より2.9%、旧教育(三)2級より1.9%それぞれ低くなっており、東京3級(主任教諭)は旧教育(二)2級及び旧教育(三)2級より高くなっているものの、それぞれ1.2%、2.5%に止まっているのに対して、東京4級(主幹教諭)は、それぞれ3.0%、4.9%も高い水準となっている。
最高到達水準で比較すれば、東京4級は、旧教育(二)特2級より8,800円(2.0%)、旧教育(三)特2級より30,100円(7.1%)高い水準であることは既に述べたが、大学卒制度年齢ごとに比較すれば、どのような姿になっているのであろうか。
<東京4級×旧教育(二)特2級>
年齢(経験) 東京 旧教育(二) 差額
28歳(6年) 1号 271,100円 1号 254,100円 17,000円(6.7%)
32歳(10年) 17号 309,800円 17号 297,200円 12,600円(4.2%)
37歳(15年) 37号 357,000円 37号 345,900円 11,100円(3.2%)
42歳(20年) 57号 398,100円 57号 386,200円 11,900円(3.0%)
47歳(25年) 77号 428,100円 77号 414,500円 13,600円(3.3%)
52歳(30年) 97号 440,600円 97号 438,300円 2,300円(0.5%)
55歳(34年) 109号 445,400円 109号 446,200円(最高)▲800円(▲0.2%)
57歳(35年)117号 448,600円 -
61歳(39年)133号 455,000円(最高) -
<東京4級×旧教育(三)特2級>
年齢(経験) 東京 旧教育(三) 差額
28歳(6年) 1号 271,100円 1号 254,100円 17,000円(6.7%)
32歳(10年) 17号 309,800円 17号 297,200円 12,600円(4.2%)
37歳(15年) 37号 357,000円 37号 345,500円 11,500円(3.3%)
42歳(20年) 57号 398,100円 57号 379,900円 18,200円(4.8%)
47歳(25年) 77号 428,100円 77号 402,900円 25,200円(6.3%)
52歳(30年) 97号 440,600円 97号 418,400円 22,200円(5.3%)
55歳(34年) 109号 445,400円 109号 424,900円(最高)20,500円(4.8%)
57歳(35年)117号 448,600円 -
61歳(39年)133号 455,000円(最高) -
主幹教諭の級別資格基準については以前紹介したとおり、旧教育(二)(三)の特2級では大学卒7年であるのに対して、東京都の4級は大学卒10年となっていた。しかし、給料表の設計上の位置が関連するはずの初号の位置については、いずれも大学卒経験年数6年となっている。
その初号同士を比較すると、東京4級の水準は、旧教育(二)(三)特2級の水準に比べて17,000円、6.7%も高い水準となっている。これは、東京3級(主任教諭)初号の水準を旧教育(二)(三)2級の同位置の号給の水準と比較した場合の差13,800円、5.9%を上回るものとなっている。
全人連モデルの最高位置である制度年齢56歳(大学卒経験年数34年)でみると、東京4級は、旧教育(二)特2級との比較では800円(0.2%)低くなっているが、旧教育(三)2級との比較では20,500円(4.8%)も高くなっている。行政(一)と比較した場合、全人連モデルの特2級の最高号給(109号給)の水準は、旧教育(二)(三)のいずれも行政(一)6級を超えており、旧教育(二)は23,600円(7級を10,000円下回る。)、旧教育(三)は2,300円上回っているのに対して、制度上の同位置にある東京4級の109号給は同じく行政(一)6級を超える水準で、22,800円(7級を10,800円下回る。)上回っている。つまり、東京4級は、小中学校の主幹教諭に適用される給料表の最高到達水準を高等学校並の水準に引き上げたということができる。
更に、職務の級ごとの給料表全体(大学卒ベース。全人連モデルよりも延長している部分を除く。)の制度上の較差を見ると、東京2(教諭)は旧教育(二)2級より2.9%、旧教育(三)2級より1.9%それぞれ低くなっており、東京3級(主任教諭)は旧教育(二)2級及び旧教育(三)2級より高くなっているものの、それぞれ1.2%、2.5%に止まっているのに対して、東京4級(主幹教諭)は、それぞれ3.0%、4.9%も高い水準となっている。
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