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471. 平成30年勧告による俸給表の改定(2) [8.トピック]

 今年の人事院勧告による俸給表の改定について、細かく見ていくと、本来は400円の改定と考えられる号俸の改定額が500円となっている箇所がいくつかある。

 例えば、行政(一)で見ると、2級の77号俸、93号俸、94号俸などである。これらの号俸の前後を含めて抜粋する。

<本来400円改定を500円改定としている箇所>
 号俸   現 行   改定後  改定額(改定率)
 76号俸 289,200円 289,600円 400円(0.1)
 77号俸 289,300円 289,800円 500円(0.2)
 78号俸 289,700円 290,100円 400円(0.1)

 92号俸 294,100円 294,500円 400円(0.1)
 93号俸 294,100円 294,700円 500円(0.2)
 94号俸 294,400円 294,900円 500円(0.2)
 95号俸 294,800円 295,200円 400円(0.1)

 行政(一)以外の俸給表においても、本来400円改定とすべきところ、500円改定としている箇所がある。
 これらを点検していくと、どうも間差額が100円となっている号俸の次の号俸の改定額について+100円し、間差額が最低でも200円となるように調整したのだと思われる。

 元々、間差額が100円の号俸は、基幹号俸単位での間差額、つまり標準で昇給しても昇給額が1,000円台前半となる当たりで過去の改定経緯から生じてしまっていたものだと思うが、今回、思い切って整理したのであろう。

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