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57. 給与構造改革と俸給表の改定(その6) [6.給与構造改革]

 前回、行(一)の号俸増設状況を確認してのだが、号俸カット数との対応関係を見ると、多かったり少なかったりして一致していない。3級(旧4・5級)は号俸カット数に対して号俸増設数が1多く、4級(旧6級)と5級(旧7級)は一致している。6級(旧8級)以上については、号俸カット数に対して号俸増設数が足りなくなっている。これは制度上どうなのだろうか、不利になったり、問題が生じたりしていないのだろうか。

 まず、3級(旧4・5級)は号俸カット数に対して号俸増設数が1多くなっている点を考えよう。初号付近以外は旧5級ベースを新3級に改定していることから、旧5級の1号上位昇格制度によるメリットは累積2号俸であったが、級の統合によりマイナス1号俸となり、号俸カット数は旧4級1号俸に当たる部分の1号俸となった。しかし、旧5級の枠外号俸の在職実態の点からすれば、制度上も2号俸必要であることは理解できる。その結果、基幹号俸ベースで18年4月改定の行(一)俸給制度表を作成すると、Ⅱ種(大学卒)で見て旧3級(新2級)から旧7級(新5級)まで55歳でそろっていたラインが、新3級のところで1歳経過した56歳に飛び出す形となる。
 まあ、査定昇給となったのだから、新3級在級中に旧4級から旧5級に昇格したのに匹敵する昇給区分Aが与えられうることが織り込まれているのだと無理矢理考えれば、飛び出した1歳分の号俸は、55歳のラインでそろうと考えてもかまわないのではないか。


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