SSブログ

103. 俸給の調整額(その3) [14.俸給の調整額]

 前回、教(二)1~2級と教(三)1~3級では、若い号俸をカットして中位号俸を求めないと、うまく調整基本額が算定できないことが分かったのだが、これはいったいどういう意味があるのであろうか。そこで、俸給制度表による格合わせを使ってそれぞれの号俸の幅が行(一)と対比した場合に何か分かるかやってみたい。その際、格合わせは原則どおり行うものの、号俸間引き後の姿で中位号俸を求めてみた。
 紙幅の関係上、結果のみ記載する。
 <修正:教(二)調整基本額の行(一)格合わせ 平14.12.1>
 級  調整基本額  号俸    行(一)の級
 1級   9,400円  9~40   3~4級(教(二)1-8以下は2級以下)
 2級  11,800円  9~33   5~8級(教(二)2-8以下は4級以下)
 3級  12,900円  1~23   7~9級
   ※ 13,100円
 4級  14,200円  1~15    10級
 <修正:教(三)調整基本額の行(一)格合わせ 平14.12.1>
 級  調整基本額  号俸    行(一)の級
 1級 8,500円  9~33   3級(教(二)1-8以下は2級以下)
 2級  11,700円  12~36   5~7級(教(二)2-11以下は4級以下)
 3級  12,400円  2~26   6~8級(教(三)3-1は5級)
   ※ 12,600円
 4級  13,900円  1~15    9級
次に調整基本額の水準を考えてみる。水準の高い順位から並べてみる。
 <教(二)(三)調整基本額の水準 平14.12.1>
  行(一)11級  15,600円
  教(二)4級  14,200円
  教(三)4級  13,900円
  行(一)10級  13,700円
  教(二)3級  13,100円※
  行(一)9級  13,000円
  教(三)3級  12,600円※
  行(一)8級  12,000円
  教(二)2級  11,800円
  教(三)2級  11,700円
  行(一)7級  11,400円
  行(一)6級  11,000円
  行(一)5級  10,300円
  行(一)4級   9,900円
  教(二)1級   9,400円
  行(一)3級   8,600円
  教(三)1級   8,500円
  行(一)2級   6,600円
  行(一)1級   5,200円
   ※3級加算額の支給を受ける職員
 これまで格合わせによって見てきた教(二)(三)と行(一)との対比イメージとは少し違った印象を受ける。しかし、もし、調整基本額の性格が各職務の級を代表するものであるとするならば、その水準を行(一)の各職務の級の水準に照らすことで、教(二)(三)の各職務の級の水準が端的に表されていると受け取れる側面もあるのではないだろうか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。