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111. 再任用職員の俸給水準(その1) [15.再任用職員]

 教(二)(三)の給与制度の特徴について行(一)との対比を中心に考えてきたが、話はまた戻るようだが、今度は再任用職員の俸給水準について、考えてみたい。

 再任用職員の「給与制度は、長期継続雇用(新規学卒から定年まで)を前提とした定年前の職員に適用される現行制度とは異なり、年功的要素は考慮せず、現に就くポストの職責に応じ、職員の勤労意欲と勤務実績にこたえ得る新たなシステムとして設計されることが適当である」とされている。(『公務員の新再任用制度詳解』(学陽書房)による。以下の引用も同じ。)しかし、実際の給与水準の設定に当たっては、民間企業における高齢者給与との関係や生計費の状況等を総合的に勘案しているそうである。従って、再任用職員の俸給月額は、「職務の評価を基本に属人的要素を含まないものとなるよう、各級ごとに単一の水準が設定されている」のである。
 そうであるなら、教(二)(三)の俸給水準と行(一)のそれとの対比を行うには、定年前の職員よりも再任用職員のほうがより端的に対比が行えるのではないか。その辺りを意識しながら、実際の俸給表により次回以降確認していきたい。


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