145.19年4月改定全人連モデル(その6) [18.19年4月改定]
更に上位の号俸については、前に考察したとおり、行(一)では1号俸上がるごとに100円づつ逓減していく手法をとっていき、最後の号俸は200円のままとし、俸給制度表で見て大卒経験年数12年以上は改定なしとなっていた。
<100円づつ逓減していく改定額となっている号俸>
行(一) Ⅱ種 教(二) 教諭 教(三) 教諭
1-49 2,000円 2-25 2,300円 2-37 2,300円
1-50 1,900円 2-26 2,200円 2-38 2,200円
1-51 1,800円 2-27 2,100円 2-39 2,100円
… … … (+14号俸)
1-65 400円 2-41 700円 2-53 700円
1-66 300円 2-42 600円 2-54 600円
1-67 200円 2-43 400円 2-55 400円
1-68 200円 2-44 200円 2-56 200円
1-69 0円 2-45 0円 2-57 0円(大卒経験12年)
教(二)(三)2級の100円づつ逓減していく改定額となっている号俸の幅についても、行(一)と同様の考え方であることが分かるであろう。もちろん、教(二)(三)1級についてもこの点は同様である。ただ、初任給の改定額が300円(1級は200円)高い分、最後のところの改定額が少し違っているだけである。
これまで見てきたが、けっこう単純に行(一)の改定手法を当てはめているようである。行(一)以外の改定方針は、「行政職俸給表(一)との均衡を基本に改定」であるのだから、当然ではある。その他の俸給表についても概観してみたが、同じような改定手法であった。
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