SSブログ

167.特2級創設の周辺(その9) [20.特2級創設の周辺]

 それでは、平成20年4月に特2級を創設した県いくつかをピックアップして、全人連モデルどおりの俸給の特別調整額(管理職手当)となっているのかどうか見ていこう。
 まず、平成18年4月のモデル額を記す。ただし、4級の三種と2級の5種の額は、モデルの算定基礎号俸に支給割合を乗じたもの。
<全人連モデル 旧教(二) 俸給の特別調整額>※( )の額は改善前
  4級 4-17  455,000円  三種(16%→17.5%)  79,600円(72,800円)
                    四種(14%→16.25%) 73,900円(63,700円)
                    四種(12%→15%)   68,300円(54,600円)
  3級 3-54  433,300円  四種(12%→15%)   65,000円(52,000円)
                    五種(10%→12.5%) 54,200円(43,300円)
  2級 2-117 417,300円  五種(8%)33,400円
 <全人連モデル 旧教(三) 俸給の特別調整額>※( )の額は改善前
  4級 4-14  434,300円  三種(16%→17.5%) 76,000円(69,500円)
                    四種(14%→16.25%) 70,600円(60,800円)
                    四種(12%→15%)   65,100円(52,100円)
  3級 3-81  429,900円  四種(12%→15%)   64,500円(51,600円)
                    五種(10%→12.5%) 53,700円(43,000円)
  2級 2-134 408,300円  五種(8%)32,700円

 次に、ピックアップした県の額を記す。
 <旧教(二)の各級の管理職手当>
               徳島県    佐賀県    石川県   奈良県
   4級 三種相当  78,000円  72,800円  72,800円  78,000円 
       四種相当  68,300円  63,700円  63,700円  68,300円
       四種相当  58,500円  54,600円  54,600円  58,500円
   3級 四種相当  56,000円  52,000円  52,900円  54,900円
       五種相当  46,700円  43,300円  44,100円  45,700円
   2級 五種相当  32,300円     - 円  25,000円    - 円
 <旧教(三)の各級の管理職手当>
               徳島県    佐賀県    石川県   奈良県
   4級 三種相当  74,100円  69,500円  69,500円  73,800円
       四種相当  64,800円  60,800円  60,800円  64,600円
       四種相当  55,600円  52,100円  52,100円  55,300円
   3級 四種相当  52,200円  51,600円  52,100円  52,200円
       五種相当  43,500円  43,000円  43,700円  43,500円
   2級 五種相当    - 円     - 円    - 円    - 円

 敢えて政令市のない県をいくつか見てみた。管理職手当の水準はいずれの県もモデルより低いため、おそらく支給割合の改善を行わすに定額化を行っているのは確実である。そして、徳島県と奈良県はよく似ているが、いずれもモデルとは明らかな違いがある。石川県は、ほぼモデルどおりといってよいが、3級については3級の加算額を基礎にして算出しているようであるし、2級についてはまったく違う額となっている。佐賀県は、2級の額を定めていないことを除いて、モデルどおりである。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。