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198. 旧教(二)(三)3級の考察(その6) [25.旧教(二)(三)3級]

 今回は、行(一)の級別資格基準表について、とりあえず給与構造改革前(11級制時代)に遡っておこう。

 <現行の行(一)の級別資格基準表=必要経験年数>
  試験 学歴免許等 4級  5級  6級
  Ⅰ種 大学卒    9年  11年 13年
  Ⅱ種 大学卒    11年 13年 15年
 <11級制時代の行(一)の級別資格基準表=必要経験年数>
  試験 学歴免許等 6級  7級  8級  (9級)
  Ⅰ種 大学卒    9年  11年 13年 (16年)
  Ⅱ種 大学卒    11年 13年 15年 (18年)
  9級から11級は、「別に定める」となっている。
 なお、昭和60年の俸給表は、各級の初号の位置と級別資格基準が一致していることから、9級初号の位置を( )内に書いてみた。

 当然といえば当然であるが、現行の級別資格基準は、11級制時代の職務の級を切り替えただけのものとなっている。これではどうしようもないので、3級初号の考察で試みたように、昭和32年に8等級制に移行したときに遡ってみることにする。
 <昭和32年8等級制の級別資格基準表=必要経験年数>
  試験 学歴免許等  5等級  4等級  3等級
  上級 大学卒     7年   11年  15年

 このときの3等級初号の位置は大卒20年である。8割昇格を考慮すれば16年にはなるのだが、2等級ならばまったく届かない。なぜなのか、詳しい事情はよく分からない。8等級制の行(一)と比較しても単純には大卒16年は出てこないので、15級制時代に立ち戻ってみる必要がありそうである。

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