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203. 旧教(二)(三)3級の考察(その11) [25.旧教(二)(三)3級]

 前回から、旧教(二)(三)3級の格合わせを考察するための手始めとして、「旅費運用方針別表」の変遷を追いかけている。
 次は、平成2年に初任給改善が行われるが、これは行(一)も同じことであって、行(一)と教(二)(三)の相対関係が変わるものではないため、この別表も改正されてはいない。ただ、これまでの学習では、平成2年の初任給改善後の俸給制度表が一つの完成型を示していると理解してきたことから、ここで、俸給制度としてみた場合に、号俸レベルでどのように格合わせが行われているのかを確認しておきたい。例によって、行(一)はⅡ種大卒初任給をスタート台とし、峰渡りさせる。
 <行(一)各級と教(二)(三)3級の格合わせ=旅費別表ベース>
  行(一) 大卒制度年数    教(二)    教(三)
  5-1   8年       (2-10)  (2-13)
  6-1   10年      (2-12)   3-2
  7-1   12年      (2-14)   3-4
  8-1   14年       3-2     3-6
  9-1   17年       3-5     3-9

 一見して明らかであるが、前回確認した旅費運用方針別表とほぼ一致しているといってよい。「ほぼ一致」と言ったのは、旧教(二)3級は初号に対応する行(一)8級の号俸がなく、旧教(三)3級も初号に対応する行(一)6級の号俸がない形となっているからである。

 この後、平成8年に号俸間引きが行われる。この際に旧教(二)(三)の号俸の切替が行われている。例えば、旧教(二)3級の旧5号俸は新4号俸に、旧教(三)3級の旧9号俸は新7号俸に、6号俸は5号俸に、4号俸は3号俸に切り替わっている。これを加味して考えてみると、行(一)の各級・号俸との対応関係は一切変えられてはいないのである。これは、2級について考察した際の結果と同じである。
 <旅費運用方針=平成10年版>
  行(一)   教(二)         教(三)
  10級    4級           -
   9級    -           4級
         3級4号俸以上    3級7号俸以上
   8級    3級3号俸以下    3級5~6号俸
         2級14号俸以上    -
   7級    -            3級3及び4号俸
         2級12及び13号俸 2級15号俸以上
   6級    -            3級1及び2号俸
         2級11         2級13~14号俸

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