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204. 旧教(二)(三)3級の考察(その12) [25.旧教(二)(三)3級]

 前々回と前回で、「国家公務員等の旅費に関する法律の運用方針」の変遷を手がかりにして、旧教(二)(三)3級の行(一)との格合わせを試みた。その結果は、旧教(二)(三)2級の場合と同じ考え方であることが分かった。
 人事行政研究所は、全人連モデル給料表を作成した際に、参考資料として「参考給与表と行政職俸給表(一)との対比」を併せて作成しているのだが、2級についてしか対比を示していない。3級についても同じような対比が公表されていれば、ここで考察することができるのだが、確かめようがない。ただ、旅費運用方針の別表と「参考給与表と行政職俸給表(一)との対比」から復元した旧教(二)(三)2級と行(一)との対応関係がほぼ一致していたことから、3級についても同様であろうと推測はできる。
 そこで、3級についての「参考給与表と行政職俸給表(一)との対比」を試作しておきたいと思う。平成18年4月の切替で、制度的に不要とされた初号付近の号俸がカットされたことから、17年4月改定の対比においても、それを踏まえた号俸としておく。

 <平成17年4月改定 行(一)vs旧教(二)>
 大卒制度年数   行(一)A         教(二)B      B/A
   11年    6-4  282,400   3-1  310,100   1.10
   14年    7-6  322,600   3-4  346,700   1.07
   15年    8-5  336,500   3-5  356,800   1.06
   20年    9-7  399,100   3-10 404,700   1.01
   25年    9-12 451,900   3-15 445,300   0.99
   30年    9-17 481,200   3-20 484,300   1.01
 <平成17年4月改定 行(一)vs旧教(三)>
 大卒制度年数   行(一)A         教(三)B      B/A
   8年     5-2  243,900   3-1  269,200   1.10
   10年    6-3  273,300   3-3  296,400   1.08
   15年    8-5  336,500   3-8  356,800   1.06
   20年    9-7  399,100   3-13 399,800   1.00
   25年    9-12 451,900   3-18 435,200   0.96
   30年    9-17 481,200   3-23 461,500   0.96

 <平成18年4月切替 行(一)vs旧教(二)>
 大卒制度年数   行(一)A         教(二)B      B/A
   11年    4-5  270,700    (号給カット)
   14年    5-9  307,800   3-1  331,500   1.08
   15年    6-1  321,100   3-5  340,700   1.06
   20年    7-5  377,600   3-25 382,900   1.01
   25年    7-25 424,700   3-45 418,700   0.99
   30年    7-45 448,300   3-65 451,200   1.01
 <平成18年4月改定 行(一)vs旧教(三)>
 大卒制度年数   行(一)A         教(三)B      B/A
   8年     3-9  243,900    (号給カット) 
   10年    4-1  262,300   3-1  286,100   1.08
   15年    6-1  321,100   3-21 340,700   1.06
   20年    7-5  377,600   3-41 378,700   1.00
   25年    7-25 424,700   3-61 408,700   0.96
   30年    7-45 448,300   3-81 429,900   0.96

 当然かも知れないが、行(一)と教(二)(三)との均衡は確保されている。

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