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409.27年俸給表改定(その3) [48.27年俸給表改定]

 今回は、教育職俸給表(一)(二)の改定状況を確認しておきたい。

 まず、教(一)から考察する。
 教(一)の助教(大卒)に適用される初任給の号俸は1級1号俸であり、207,000円→210,000円(+3,000円、+1.4%)に改定されている。行(一)の改定額2,500円に対して、500円高い3,000円となっている。改定率は行(一)と同率の1.4%である。
 教(一)に係る俸給制度表を作成して行(一)と格合わせをし、対応する号俸同士の改定状況を比較する。教(一)も職務の級の構成が異なるため、例によって、旅費法運用方針別表第一によってそれぞれの俸給表の職務の級を合わせた。
 その結果、同年次の号俸は同率で改定することを基本としていることが分かる。1級について、いつくかの号俸をピックアップしておく。

<教(一)1級>(行一 1~3級)
 22歳 1号俸 207,000円→210,000円 +3,000円 +1.4%
    (行一 1級25号俸 174,200円→176,700円 +2,500円 +1.4%)
 25歳 13号俸 234,000円→237,000円 +3,000円 +1.3%
    (行一 2級5号俸 194,700円→197,200円 +2,500円 +1.3%)
 30歳 33号俸 287,800円→290,400円 +2,600円 +0.9%
    (行一 3級9号俸 236,800円→238,900円 +2,100円 +0.9%)
 40歳 73号俸 338,500円→339,800円 +1,300円 +0.4%
    (行一 3級49号俸 305,700円→306,900円 +1,200円 +0.4%)
 50歳 113号俸 363,500円→364,600円 +1,100円 +0.3%
    (行一 3級89号俸 338,400円→339,500円 +1,100円 +0.3%)

 教(一)の2級は行(一)の3~6級、教(一)の3級は行(一)の5~8級、教(一)の4級は行(一)の8・9級、教(一)の5級は行(一)の10級と合わせているが、いずれも同年次の号俸は同率で改定することを基本としている。

 次に、教(二)を確認しておく。
 教(二)の専修学校教員(大卒)に適用される初任給の号俸は1級13号俸であり、207,000円→210,000円(+3,000円、+1.4%)に改定されている。行(一)の改定額2,500円に対して、500円高い3,000円となっている。改定率は行(一)と同率の1.4%である。(教(一)の助教(大卒)に適用される初任給と全く同じである。)
 教(二)に係る俸給制度表を作成して行(一)と格合わせをし、対応する号俸同士の改定状況を比較する。
 その結果、詳細は省くが、同年次の号俸は同率で改定することを基本としていることは、これまで考察してきた各種の俸給表と同じである。

 さて、全人連が作成する旧教(二)(三)のモデル給与表はどのようなものが示されるであろうか。これまで考察してきたとおり、おそらく、まず、行(一)との均衡を基本に旧教(三)モデルが作成され、それと均衡した旧教(二)モデルが作成されることになるだろう。

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